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ほんのり幸せを運ぶ「木」の暮らし道具たち。趣住 Vol.51

川端さんのものづくりに対するターニングポイントになったという、
ベビースプーン、ベビーボウル(片口)、ベビーフォーク。
家具をつくり、その残りの木で器を、またその残りでカトラリーを。大から小へ、チェリー、クルミなどさまざまな木地から暮らしの道具は生まれます。展示会のテーマで新作をつくることもあれば、生活のなかで「こんなのほしい」と思い立ってカタチにすることも。小さなものは、ほぼその発想からスタートしますね。使いたいものをつくる、これが基本です。
改良を重ねているので、現在が完成形だとは思っていません。使う人の嗜好も日ごと変化するものだから、つくる側も個性を前面に出すのではなく、できるだけシンプルで使いやすいものをと。ものづくりへの思いは人それぞれでしょうが、それがいまの僕の自然な気持ちです。
木を彫っていると、木目の偶然性がおもしろくて。想像を超えた出来上がりが待っていることもあります。仕上げの塗装は、いわばダルマの目を入れる感覚。表情ががらりと変わる瞬間に、いつもワクワクします。使う人が、今よりほんのちょっと幸せを感じてくれるような、長く付き合える道具をつくっていきたいですね。


「gallery-mamma mia」では、川端さんの作品をはじめ、ものづくりに共感する作家の常設のほか、年数回企画展も。
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