京阪電鉄不動産のグッドデザイン賞受賞物件

2014年度

ザ・香里園レジデンス
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ザ・香里園レジデンス
[大阪府寝屋川市/集合住宅]

概要

1987年に構想をスタートさせた日本初の2市(寝屋川市、枚方市)にまたがる再開発事業を締めくくる、香里園駅に隣接する複合タワー型集合住宅である。低層部には立地特性を生かした商業施設と住宅共用部を配し、賑わい空間を創出した。各方面からバリアフリーなアクセス動線や、連続する立体的な緑地を確保することで、明るく健康的な共用空間を設けた。高層の住宅部は開放的な住環境を実現するだけでなく、暗くなりがちなボイド型共用廊下、EVホールにも自然光と緑を取り込める健康的な共用空間としながら、省エネ機器の採用や容易なリニューアルを実現できる構造・設備技術を採用し、永く住み続けられる健康的な住まいづくりを目指した。

背景
1975年頃、地元住民の既存建物の共同建替検討から始まったこの計画は、日本初の2市にまたがる再開発事業として、香里園駅東地区を少しでも良い街にしたいという、「再開発組合(地権者+参加組合員)」+「市」+「特定業務代行者(竹中工務店)」が三位一体となり、数百回という議論を重ね「香里園ウェルネスガーデン」の名のもと約40年の時間を経て、この「ザ・香里園レジデンス」の完成で、皆の想いが形となって現れた。
評価の
ポイント
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ガラス手すりを付したバルコニーを四周にまわしたシンプルなデザインだが、ディテールも丹念に設計されており、丹精な外観を形成している。同時にそれが開放的な住戸内空間を作り出すことに寄与している。また薄暗くなりがちな中央のライトコートもよくデザインされている。設置階も、アプローチから背後の緑が見えるなど、工夫がみられ、タワーマンションのデザインとして、高水準のものとして評価できる。
ザ・香里園レジデンス 外観 ザ・香里園レジデンス 内観
物件
コンセプト

健康で明るく開放的な、普遍的デザインのタワー型集合住宅の創造

免震構造によるシンプルで革新的な構造システムにより成立するこの住宅は、シンプルさから生まれる美しい外観を獲得するだけでなく、コーナー住戸の大開口からは、贅沢な眺望をも獲得した。また、バルコニー空間を住空間の重要なスペースとして位置づけ、外部からの視線を柔らかくカットしながらも、眺望を確保できるグラデーションガラス手摺とし、安心感と開放感を兼ね備えた住空間の縁側スペースとして位置づけて計画した。

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