札幌において2014年よりマンションやホテル事業を展開する京阪電鉄不動産が2022年、戸建事業をスタートさせるということで、私はアドバイザーとして参加しています。まず、京阪電鉄不動産の戸建住宅（以下、「京阪の家」）は、札幌の実生活に寄り添ったお客様目線の商品作りをする必要がありました。そのため、京阪の家の「安心・安全」や「暮らしやすさ」といったコンセプトを崩さず、北海道の気候風土や住まわれている方の思いを理解することに取り組みました。札幌のことを理解した地元に根付く地場工務店の協力を得て、札幌の家づくりの技術や考え方と京阪の家づくりへの思いを互いに共有し、施工を担ってもらっています。
　仕様やプランも関西での家づくりをそのまま持ち込むことはせず、札幌向けにブラッシュアップしました。雪の多い地域では建物内で過ごす時間が多くなると考え、女性目線を活かした京阪の家のプランコンセプト『リブララ』を採用し、充実した収納やフリースペース、使いやすい家事動線をプランニングすることで心地良い暮らしを提案しています。そして、ファサードも京阪の家のスタイリッシュな都市型住宅『クィード』を基に札幌の気候風土に合わせたデザインにアレンジしました。さらに地域の皆様に信頼されるために、『安心安全な家づくり』を徹底。設計や工務店、行政による各工程検査だけではなく、構造や断熱などお客様が実際に見ることができない部分についても、第三者的立場の検査会社による品質検査を実施していきます。
　これから札幌市内で続々と京阪の家が登場しますので、京阪の真面目な家づくりを知っていただき、住まい選びの新しい選択肢にしていただければと思います。ぜひお近くのモデルハウスで、私たちの家づくりの思いを感じてください。

京阪の家・札幌エリアプロジェクト監修

［建築アドバイザー］大島　剛
一級建築士　株式会社 FRONT OFFICE 代表

京都最大級の不動産会社「株式会社ゼロ・コーポレーション」にて、20年以上にわたり、一貫して木造戸建て住宅の設計・企画・商品開発・施工管理等を年間約500件担当。
退職後、2021年に株式会社フロントオフィスを設立し、京阪電鉄不動産株式会社・札幌エリア戸建事業の事業アドバイザー契約を締結。

■主なプロジェクト・実績